以上児クラス◇「さわると、あぶないからね」
今年度は3・4・5歳児が同じ生活空間で過ごす事で生まれる関わり合い、育ち合いをねらいとして動き始めました。まだまだ走り出したばかりで、新しい環境や生活にウキウキしながらスピードをいきなりMAXにしている子もいれば、ゆっくりと、様子を見ながらその環境に踏み出す子たちもいます。いろんな子が当たり前に一緒に生活し、同じ事をして楽しんだり、またそれぞれの時間で遊んだりしながら、1年間の成長を支えていけたらと思っております。
そんな新年度始まって2日目。年長の男の子が「ハチ捕まえた!」と若干興奮気味でやってきて、「虫かごどこある?」と話しに来ました。”ハチかぁ・・ミツバチだけど刺されたら危ないなぁ”と思いながらとりあえず捕まえている網を預かり一緒に虫かごを探す事にしました。小さい虫かごが見つかり、まだ逃がしたほうがいいかなぁと悩みながら網に手をやりながら「どうする?」と話してみようとしたら、「さわると、刺されるけんあぶないよ」とその子が私に言葉をかけてくれました。
”あぁ”危ない”って事はわかってるんだな、じゃあきっと捕まえたからといって安易に触ったりしないだろう”と感じ、虫かごに一緒に入れてみました。(ふたが開かないように厳重に固定をしてあげました。)
するととっても満足気。部屋にいる女の子たちに「みてー!!」と呼び見せてあげて得意げな男の子。近くにいた同じ年長の子も普段じっくり見れないミツバチをゆっくり見せてもらい、テーブルに二人座って観察をはじめました。図鑑を広げ、「これかな?」と探す一人の子。そんな様子を見て別の子が「ここは虫の事務所じゃない!?」とテーブルが虫を研究する事務所になりました。
ベランダにいた年少の子も興味を示し一緒に観察。
長文になりましたが、年長さんらしい本物を見て探求する姿自然と今年度沢山見せてくれるように、しっかり環境を整えていきたいと思った午前中でした。